単元未満株を買える証券会社として人気のあるネオモバ。
当サイトでも、「みんなが買ってる今週のネオモバ」と題して、Twitterでみんながツイートした高配当株をまとめたランキングを集計しています。
そのネオモバ(正式名称:SBIネオモバイル証券)が2023年3月にサービス終了し、SBI証券に統合されることが発表されました。
ネオモバは、単元未満株取引のメインとして利用していたので、サービス終了にショックを受けています。
統合後は、SBI証券における独立サービス「ネオモバコース」として口座が継続される予定とのこと。
わたしの場合、すでにSBI証券の口座も持っており、ネオモバとは資金源を分けているという都合があり、統合されると困るのですが……。
というわけで、新たに単元未満株を買うことができる証券会社を調べてみました。
今回は、単元未満株が買える証券会社の中から、以下の7社を比較しています。
- SBI証券(S株)
- マネックス証券(ワン株)
- auカブコム証券(プチ株)
- LINE証券(いちかぶ)
- PayPay証券(ミニ株)
- CONNECT/大和証券グループ(ひな株)
- 日興フロッギー/SMBC日興証券(キンカブ)
通常は1単元(100株)からの買付となりますが、上記の証券会社は1株から購入可能です。
(※PayPay証券は1株ではなく、1000円~金額指定で購入可能)
各証券会社によってメリット・デメリットがあります。
比較してみて、自分に合った証券会社を選びましょう。
比較表にまとめましたので、さっそく見ていきましょう。
単元未満株が買える証券会社比較
SBI証券 S株 | マネックス証券 ワン株 | auカブコム証券 プチ株 | LINE証券 いちかぶ | |
---|---|---|---|---|
取扱い 銘柄 | 東証 全銘柄 | 東証/名証 全銘柄 | 東証/名証 全銘柄 | 1,500銘柄以上 | 東証
買付 手数料 | 無料 | 無料 | 約定代金の 0.55%(税込) 最低手数料:52円(税込) | 0.35~1%が 取引コストとして 価格に含まれる |
売却 手数料 | 約定代金の 0.55%(税込) 最低手数料: 55円(税込) | 約定代金の 0.55%(税込) 最低手数料: 52円(税込) | 約定代金の 0.55%(税込) 最低手数料: 52円(税込) | 0.35~1%が 取引コストとして 価格に含まれる |
注文可能 時間 | 24時間 | 24時間 | 24時間 | 営業日の 15:01~16:59以外 ※取引時間によって 取引コストが異なる |
注文方法 | 成行 | 成行 | 成行 | 成行 |
約定 タイミング | 1日3回 | 1日1回 | 1日2回 | リアルタイム ※夜間取引あり |
取扱口座 | 特定/一般/NISA | 特定/一般/NISA | 特定/一般/NISA | 特定口座のみ |
配当金・ 株主優待 の受取り | ○ | ○ | ○ | ○ |
ポイント 利用 | 不可 | マネックス ポイント | Ponta ポイント | LINE ポイント |
公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
PayPay証券 ミニ株 | CONNECT ひな株 | 日興フロッギー キンカブ | ネオモバ (参考) | |
---|---|---|---|---|
取扱い 銘柄 | 限られた銘柄のみ | 東証/米国株約400/60銘柄 | 東証/米国株東証 約3900銘柄 | 東証 全銘柄 |
買付 手数料 | 0.5~1%が 取引コストとして 価格に含まれる | 0.5%が 取引コストとして 価格に含まれる | 無料 | 売買代金50万円迄 月額220円で 使い放題 |
売却 手数料 | 0.5~1%が 取引コストとして 価格に含まれる | 取引コストとして 価格に含まれる 0.5%が | 約定代金の 0.5% | 売買代金50万円迄 月額220円で 使い放題 |
注文可能 時間 | 24時間 ※取引時間によって 取引コストが異なる | 24時間 | 24時間 | 24時間 |
注文方法 | 成行 | 成行 | 成行 | 成行 |
約定 タイミング | リアルタイム | リアルタイム | 1日2回 | 1日3回 |
取扱口座 | 特定口座のみ | 特定/NISA | 特定/一般/NISA | 特定口座のみ |
配当金・ 株主優待 の受取り | ○※ | ○ | 配当金○ 株主優待× | ○ |
ポイント 利用 | 不可 | Pontaポイント dポイント | dポイント | Tポイント |
公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
理想は、銘柄数が多くて、手数料が安く、指値ができて、リアルタイムで約定するところがいいな。
全部揃った証券会社は無いにゃん……単元未満株だから仕方ないにゃん……
どの証券会社が有利なのか、詳しく見ていきましょう。
取扱い銘柄について
東証の全銘柄が買える証券会社
- SBI証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
全銘柄買える証券会社をおすすめします。
ちなみにPayPay証券は、米国株も少額購入することが可能です。米国株はそもそも1株単位で購入できますが、購入単価が高くて買付がしづらい場合があります。そんなときに、PayPay証券なら少額からコツコツ投資することができます。(手数料は日本株と異なりますのでご注意ください。)
手数料について
買付手数料無料の証券会社
- SBI証券
- マネックス証券
- 日興フロッギー
買付手数料無料はコツコツ買い集めるのに最適!
取引時間によって手数料が異なる証券会社
- PayPay証券
スプレッド(手数料) | |
---|---|
9:00~11:30 12:30~15:00 | 「基準価格」に0.5%を乗じた価格 |
上記時間外 | 「基準価格」に1.0%を乗じた価格 |
銘柄と取引時間によって手数料が異なる証券会社
- LINE証券
グループA の銘柄 | グループB の銘柄 | |
---|---|---|
9:00~11:20 12:30~14:50 | 0.35% | 0.35% |
11:30~12:20 17:00~21:00 | 1.0% | 取引時間外 |
上記のように銘柄と取引時間によってスプレッド(手数料)が異なります。
手数料体系が複雑なので、よく確認してから利用しましょう。
ちなみに、売却時の手数料が無料の証券会社はありません。
取引時間と約定タイミングについて
基本的には24時間注文可能で、1日1~3回の約定タイミングであることが多いですが、
リアルタイムで約定する証券会社もあります。
リアルタイムで約定する証券会社
- LINE証券
- PayPay証券
- CONNECT
すぐに約定するのはメリットですね。
取扱口座について
とくにNISAを使いたい方は、要チェックです。
NISA口座が利用できる証券会社
- SBI証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- CONNECT
- 日興フロッギー
配当金・株主優待の受取りについて
- 配当金:どの証券会社でももらえる
- 株主優待:ほふり(証券保管振替機構)に株主として名義が登録されていればもらえる
配当金に関しては、名義が証券会社でも保有株式数に応じて分配しているため、もらえます。
株主優待に関しては、ほふり(証券保管振替機構)に株主として名義が登録されるかどうかがポイントです。
ほふりに登録されていれば、単元株と同様に、1株でも実質株主扱いとなります。
1株でももらえる株主優待がありますが、ほふりに登録されていないともらえません。
証券会社によって、単元未満株は証券会社名義である場合がありますので注意が必要です。
ほふりに名義が登録される証券会社
- SBI証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- LINE証券
- CONNECT
条件付きでほふりに名義が登録される証券会社
- PayPay証券
PayPay証券は、1株単位ではなく金額指定で購入するため、以下の条件での登録となります。
1株以上の単位でお客様の名義で「ほふり(証券保管振替機構)」へ登録を行います。1株未満の株式については、「PayPay証券」名義で混蔵保管されます。
https://www.paypay-sec.co.jp/support/faq/faq.html
ほふりに名義が登録されない証券会社
- 日興フロッギー
単元株化すると、ほふりに登録することができます。
「キンカブ口座」で保有する有価証券は、議決権や株主優待等の権利を取得することはできませんが、単元株数以上のキンカブ残高がある場合は、「単元株振替」機能を使って、キンカブ口座から保護預り口座へ振り替えることで株主優待の権利を得ることができます。
https://faq.smbcnikko.co.jp/smbcnikko/web/faq/
ちなみに単元未満株は、配当金や株主優待がもらえても、株主総会での議決権はありません。
ポイント利用について
dポイントが使える証券会社
- CONNECT
- 日興フロッギー
Pontaポイントが使える証券会社
- auカブコム証券
- CONNECT
総合評価
高配当株をコツコツ買い集めるという目的の場合、どの証券会社が良いか特徴をまとめ、総合的な評価をしてみました。
証券会社 | 特徴まとめ | 評価 |
---|---|---|
SBI証券 (S株) | 買付手数料無料なので、コツコツ買いに向いている | |
マネックス証券 (ワン株) | 買付手数料無料なので、コツコツ買いに向いている | |
auカブコム証券 (プチ株) | Pontaポイントを使いたい人向け | |
LINE証券 (いちかぶ) | 銘柄が限定的で、取引コストが時間帯によって異なる リアルタイムで約定し、夜間取引ができるのが魅力 | |
PayPay証券 (ミニ株) | 銘柄が限定的で、取引コストが時間帯によって異なる リアルタイムで約定、米国株も購入できるのが魅力 購入は1株単位ではなく、1000円からの購入 | |
CONNECT (ひな株) | dポイント・Pontaポイントを使いたい人向け 銘柄が限定的だが、リアルタイムで約定する | |
日興フロッギー (キンカブ) | 買付手数料無料なので、コツコツ買いに向いている dポイントを使いたい人向け 単元未満株でもらえる株主優待は対象外となる | |
ネオモバ (参考) | Tポイントを使いたい人向け 実質月額手数料18円なので手数料が気にならない SBI証券に統合予定のため、新規口座開設不可 |
各証券会社の特徴をよく確認して、ご自身に合った証券会社を選んでくださいね!